藤川(読み)ふじかわ

  • ふじかわ ふぢかは
  • ふじかわ〔ふぢかは〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

愛知県中部,岡崎市南部の旧域。 1889年村制施行。 1955年岡崎市に編入江戸時代東海道宿場町として発達,いまもその面影を残し,旧東海道沿いのマツ並木が保存されている。宿場町の衰退後はがら紡業に転じたが,1965年頃には一部の特紡への転換を残して消滅した。プラスチック製品の製造,機械工場がある。

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百科事典マイペディアの解説

愛知県岡崎市の地名。江戸時代には東海道宿駅で,品川宿から数えて37番目。赤坂宿(現愛知県豊川市)まで2里9町,岡崎宿まで1里25町。東の市場(いちば)村とは町並みが連続し,江戸時代中期には同村を加宿とした。1843年には同村と合わせて家数302・人数1213,本陣・脇本陣各1,旅籠屋36。

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世界大百科事典 第2版の解説

東海道の品川宿から数えて37番目の宿駅。隣宿赤坂とは2里9町,岡崎とは1里25町の距離があったが,飯盛旅籠屋の多い両宿にはさまれて静かなたたずまいの小規模な宿駅であった。すでに戦国時代には東方の本宿が宿駅の機能を有していたが,1601年(慶長6)には代わって藤川が正式に宿駅となった。近世中期は市場村を加宿とした。1843年(天保14)の人口は加宿を合わせて1213人,宿内中心部に本陣・脇本陣1軒ずつ,旅籠屋が36軒あった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

愛知県岡崎市の一地区。旧藤川町。藤川宿は旧東海道の宿場町で、1601年(慶長6)山中村の一部を移してつくった。岡崎宿まで約6キロメートル。1843年(天保14)の記録では加宿の市場村とあわせて旅籠(はたご)36、茶店48、飯盛(めしもり)女30とあり、本陣、脇(わき)本陣もあった。脇本陣跡には藤川宿資料館がつくられている。芭蕉(ばしょう)句碑、松並木などを残している。国道1号が通じ、名古屋鉄道本線藤川駅がある。

[伊藤郷平]


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精選版 日本国語大辞典の解説

愛知県岡崎市の地名。江戸時代、東海道五十三次赤坂と岡崎との間にあった旧宿駅。

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