日本大百科全書(ニッポニカ) 「政理叢談」の意味・わかりやすい解説 政理叢談せいりそうだん 中江兆民(なかえちょうみん)が主宰した仏学塾から刊行された雑誌。1882年(明治15)2月20日創刊。半月刊(第22号から旬刊)、また第7号から『欧米政理叢談』と改題。83年12月、第55号で休刊した。兆民の『民約訳解』をはじめ、欧米諸国、とくにフランスの哲学、政治、経済、歴史、文学など各分野にわたる自由主義、民主主義的著作の翻訳を掲載し、自由民権運動に理論的影響を与えた。[松永昌三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例