デジタル大辞泉
「故立つ」の意味・読み・例文・類語
ゆえ‐だ・つ〔ゆゑ‐〕【故立つ】
[動タ四]子細ありげに振る舞う。もったいぶる。また、風流そうにみえる。
「人のかしづくむすめを、―・つ僧、しのびて語らひけるほどに」〈堤・由無し事〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ゆえ‐だ・つゆゑ‥【故立】
- 〘 自動詞 タ行四段活用 〙
- ① 何かわけがありそうにふるまう。身分・趣味や風流ぶりなどをわざと見せるようにする。
- [初出の実例]「源中将おとらず思ひて、ゆゑだち遊びありくに」(出典:枕草子(10C終)一六一)
- ② 身分や風流の心がありそうにみえる。
- [初出の実例]「此寛蓮は故立て心ばせなど有ければ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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