日本歴史地名大系 「救弐駅」の解説 救弐駅くにのえき 宮崎県：宮崎郡救弐駅日向国に所在した古代の西海道の駅。現宮崎郡の田野（たの）町あるいは清武（きよたけ）町の町域内に比定する説が有力。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条にみえ、駅馬五疋が置かれていた。「日本地理志料」は建久図田帳にみえる救仁（くに）院（現鹿児島県志布志町など）の地に比定するが、同所は日向国府と大隅国府を結ぶ官道の駅としては不適当である。「日向国史」は沓掛（くつかけ）（現清武町）から島津（しまづ）（現都城市か）までは険しい山道があるので、その登り口に駅が置かれたとし、宮崎郡田野村（現田野町）の七野（しちの）付近に比定する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
