救済同盟(読み)きゅうさいどうめい(その他表記)Soyuz Spaseniya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「救済同盟」の意味・わかりやすい解説

救済同盟
きゅうさいどうめい
Soyuz Spaseniya

ロシアデカブリスト運動の出発点となった結社。 1816年 N.M.ムラビヨフらによって結成された。 18年に「福祉同盟」に改組され,それがさらに「南方結社」「北方結社」に発展して,25年 12月デカブリストの反乱を起した。

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デジタル大辞泉プラス 「救済同盟」の解説

救済同盟

1816年にロシアで組織された秘密結社。デカブリストによる最初の結社。

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世界大百科事典(旧版)内の救済同盟の言及

【デカブリスト】より

…ロシア語で12月のことをデカーブリというところから,後に十二月党員(デカブリスト)と名付けられた。 1816年,ムラビヨフAleksandr N.Murav’yov(1792‐1863),ヤクーシキンIvan D.Yakushkin(1793‐1857)ら6人の近衛の青年士官によって,最初の秘密結社〈救済同盟Soyuz spaseniya〉がつくられた。彼らはいずれもナポレオン戦争の参加者で,戦争のさなかに農民出身の兵に接してその悲惨な生活の実情を知った。…

※「救済同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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