散り交ふ(読み)チリカウ

デジタル大辞泉 「散り交ふ」の意味・読み・例文・類語

ちり‐か・う〔‐かふ〕【散り交ふ】

[動ハ四]あちらこちらと入り乱れて散る。互いに散り乱れる。
「木の葉の―・ふ音、水の響きなど、あはれも過ぎて」〈橋姫

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精選版 日本国語大辞典 「散り交ふ」の意味・読み・例文・類語

ちり‐か・う‥かふ【散交】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 互いに入り乱れて散る。あちらこちらに散り乱れる。
    1. [初出の実例]「春の野に若菜つまんとこし物をちりかふ花に道はまどひぬ〈紀貫之〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・一一六)

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