散所雑色(読み)さんじょぞうしき

精選版 日本国語大辞典 「散所雑色」の意味・読み・例文・類語

さんじょ‐ぞうしき‥ザフシキ【散所雑色】

  1. 〘 名詞 〙 古代末・中世散所に居住して、摂関家など有力な公家社寺雑役を勤仕した者。
    1. [初出の実例]「件輩為田堵、年来耕作庄田、不済地子物、或称八幡宮寄人、或号殿下散所雑色、鎮致遁避者」(出典:内閣文庫所蔵文書‐寛徳二年(1045)五月一八日・関白家政所下文案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android