散満(読み)さんまん

精選版 日本国語大辞典 「散満」の意味・読み・例文・類語

さん‐まん【散満】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) あたり一面に散らばること。まわりにちらばりひろがること。
    1. [初出の実例]「兵四方に散満して、残ところわづかに六騎」(出典:十訓抄(1252)六)
  3. ( 形動タリ ) 一面に満ちているさま。いっぱいであるさま。
    1. [初出の実例]「涙を拭ふて首を見、悲しみの思散満(サンマン)たり」(出典太平記(14C後)三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android