数より外(読み)カズヨリホカ

デジタル大辞泉 「数より外」の意味・読み・例文・類語

かず‐より‐ほか【数より外】

[連語]数のほか」に同じ。
「―の大納言になさむ事はかたし」〈落窪・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「数より外」の意味・読み・例文・類語

かず【数】 より 外(ほか)

  1. かず(数)の外(ほか)
    1. [初出の実例]「女君、『いかで大納言をかな。〈略〉』との給ふを聞き給ひて、げにさせばやと思せど、数よりほかの大納言になさん事は難し」(出典:落窪物語(10C後)四)
  2. とるに足りないこと。つまらないこと。
    1. [初出の実例]「都にて月をあはれと思ひしはかずよりほかのすさび成けり」(出典:山家集(12C後)上)

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