数知らず(読み)カズシラズ

デジタル大辞泉 「数知らず」の意味・読み・例文・類語

かずら◦ず

数えきれないほど多い。限りなく多い。
女房なども―◦ず集ひ参りて」〈賢木

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精選版 日本国語大辞典 「数知らず」の意味・読み・例文・類語

かず【数】 知(し)らず

  1. ( 数がわからないの意 ) 数えようとしても、数が多くて、数えられない。限りもなく多い。かず知れず。
    1. [初出の実例]「雨やまぬ軒のたま水かすしらす恋しきことのまさるころかな〈平兼盛〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋一・五七八)
    2. 「人のやけしぬる事数百人、牛馬のたぐひは数を知ず」(出典:平家物語(13C前)一)

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