敷地新田(読み)しきじしんでん

日本歴史地名大系 「敷地新田」の解説

敷地新田
しきじしんでん

[現在地名]小野市住永町すみながちよう

敷地村の西に位置し、加古川左岸に接する低地に集落を形成する。享保六年(一七二一)頃の村々高寄位付覚(神生家文書)の敷地村の項に「川端に三郎兵衛舟小屋あり」と記されるように、対岸粟生あお村とを結ぶ渡船があった(年未詳「敷地新田絵図」住永町蔵)。当村は天保五年(一八三四)宮脇みやわき村の宮永助左衛門が、加古川筋の高田たかた村と敷地村の範囲に入る河原山かわらやまと称する中洲の内側にあたる沼地や寄洲を、小野藩の許可を得て開墾に着手したのに始まる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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