文民警察官(読み)ぶんみんけいさつかん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「文民警察官」の意味・わかりやすい解説

文民警察官
ぶんみんけいさつかん

国連が、治安情勢の悪化が予想される国や地域に、選挙などに際して警察活動を目的として派遣する要員。日本は1992年(平成4)10月、初めてのPKO(国連平和維持活動)参加である国連カンボジア暫定統治機構に、75人の文民警察官を派遣した。この活動では1993年5月、派遣された岡山県警警部補(死後警視に特進)が殉職しており、派遣要員の安全確保が問題となっている。その後、1999年8月のインドネシア・東チモールの独立の是非を問う住民投票実施にあたり、国連東チモール支援団が編成され、日本政府は3人の文民警察官を派遣した。活動は投票箱の監視など選挙が公正に行われることを確保するものであった。さらに2007年1月にも、国連東チモール支援団に2人の文民警察官を派遣している。

[本谷夏樹]

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