文献的根拠
文献を対象とする索引システムを構築するにあたり,特定の語を索引語として採用するための根拠の一つで,「対象となっている文献または文献群の中にその語が出現している」という根拠.利用者がその語を検索語として利用するからという根拠,すなわち利用者根拠と対をなす語.文献的根拠は,語の出現頻度と一定の関係があるが,出現頻度が高すぎると語の索引語としての識別力が低下するので,語の出現頻度が高ければ文献的根拠がより明確であるとは限らない.元来は,分類体系の構築にあたり特定の語を分類標目に選定するための根拠の一つであったが,索引システムの構築に転用された.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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