デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斉藤喜彦」の解説 斉藤喜彦 さいとう-よしひこ 1920-2014 昭和後期-平成時代の化学者。大正9年11月3日生まれ。大阪市立大教授をへて,昭和35年東大物性研究所教授となる。56年慶大教授。金属錯体の絶対配置の決定ならびに電子密度分布の精密測定で,平成3年学士院賞。平成26年5月12日死去。93歳。大阪府出身。大阪帝大卒。著作に「化学結晶学入門」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の斉藤喜彦の言及 【錯体】より …例として[CoCl(NH3)(en)2]2+の幾何異性体と光学異性体を図2‐cに示す。光学異性体の絶対配置は[Co(en)3]3+について日本で初めてX線によって決定された(斉藤喜彦ら,1955)。[吸収スペクトル] 遷移金属錯体の多様な色は,おもに可視部にある結晶場,配位子場,あるいはd‐d吸収帯とよばれる吸収帯によることが多い。… ※「斉藤喜彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by