普及版 字通 「斌」の読み・字形・画数・意味
斌
12画
(異体字)
6画
[字訓] うつくしい・まだらか
[説文解字]

[字形] 会意
(文)+武。〔説文〕八上に正字を
とし、「
質備はるなり」といい、古文として彬をあげている。〔玉
〕に斌を「
質の皃なり」とし、斌・
は同字、彬もまた声義同じ。文献には彬を用いることが多く、斌は人名に多い。
はあまり用例をみない。[訓義]
1. うつくしい、文質がそなわる。
2. まだらか、色がいりみだれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕斌 ウルハシ・マダラカニ 〔字鏡〕斌 マダラカナリ 〔字鏡集〕斌 カタチウルハシ
[語系]
斌・彬・
pi
nは同声。斑・
pe
n、
biu
nも声義近く、まだらかで美しい意がある。[熟語]
斌
▶・斌駁▶・斌斌▶[下接語]
章斌・頒斌
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

