普及版 字通 「斌」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)
6画

[字音] ヒン
[字訓] うつくしい・まだらか

[説文解字]

[字形] 会意
(文)+武。〔説文〕八上に正字をとし、「質備はるなり」といい、古文として彬をあげている。〔玉〕に斌を「質の皃なり」とし、斌・は同字、彬もまた声義同じ。文献には彬を用いることが多く、斌は人名に多い。はあまり用例をみない。

[訓義]
1. うつくしい、文質がそなわる。
2. まだらか、色がいりみだれる。

[古辞書の訓]
名義抄〕斌 ウルハシ・マダラカニ 〔字鏡〕斌 マダラカナリ 〔字鏡集〕斌 カタチウルハシ

[語系]
斌・彬・pinは同声。斑・pen、biunも声義近く、まだらかで美しい意がある。

[熟語]
斌駁斌斌
[下接語]
章斌・頒斌

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android