斎瓮(読み)イワイベ

デジタル大辞泉 「斎瓮」の意味・読み・例文・類語

いわい‐べ〔いはひ‐〕【×瓮】

神酒みきを盛るための素焼きつぼ。いんべ。
「―を斎ひほりすゑ」〈・三七九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「斎瓮」の意味・読み・例文・類語

いわい‐べ いはひ‥【斎瓮】

〘名〙 清浄な神饌具。酒を盛って神に供える陶器の壺。いむへ。
書紀(720)崇神一〇年九月(北野本訓)「爰(ここ)に忌瓫(イハヒヘ)を以(も)て、和珥(わに)の武(たけすきのさか)の上に鎮座(す)えて」

いむ‐へ【斎瓮】

〘名〙 斎(い)み清めた神聖な瓮(かめ)。これに神酒を盛った。いわいべ。
※書紀(720)崇神一〇年九月(熱田本訓)「爰に忌瓮(イムヘ)(〈別訓〉いはひへ)を以て和珥の武(たけすき)の坂の上に鎮坐(す)う」

いん‐べ【斎瓮】

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