斎矢(読み)いわいや

精選版 日本国語大辞典 「斎矢」の意味・読み・例文・類語

いわい‐やいはひ‥【斎矢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 敵に当たることを神に祈請し、つつしんで放つ神聖な矢。合戦のはじめに両軍から射かわす矢合わせの矢。
    1. [初出の実例]「其廂の人、先づ忌矢(いはひや)(はな)つ可し」(出典古事記(712)中)
  3. 弓場で、金銀の的を射当てて矢を取ること。
    1. [初出の実例]「正月〈略〉いはひ箭 的祝」(出典:俳諧・季寄新題集(1848)春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android