斑犀(読み)はんざい

精選版 日本国語大辞典 「斑犀」の意味・読み・例文・類語

はん‐ざい【斑犀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雌の犀をいう。〔本草綱目‐獣部・犀・集解
  3. まだらな紋のある犀の角。黒いものを上品とする。さいかく。烏犀角
    1. [初出の実例]「隠文、烏犀王者已下無位以上通用、班犀四位、五位用之」(出典西宮記(969頃)一九)
  4. はんざい(斑犀)の帯」の略。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 隠文

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android