斗出(読み)トシュツ

精選版 日本国語大辞典 「斗出」の意味・読み・例文・類語

と‐しゅつ【斗出】

  1. 〘 名詞 〙 突き出ること。土地などがかどばって突き出ていること。突出。
    1. [初出の実例]「東方の斗出したる島なり」(出典:日本風俗備考(1833)六)

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世界大百科事典(旧版)内の斗出の言及

【支配状】より

…現地から年貢等が到来した段階で,領家内において,たとえば納所公文といわれるような出納の実務にあたる者が作成した。その記載事項は,到来額から,本家にたいする所役がある場合はその分を送進し,運送についての経費を除いたあと,あらためて現地の収納斗から領家の計量斗にはかりなおし(斗出),それを各用途別に分配した額を書きあげている。こうした年貢・地子等の支出配分に関する文書は,寺院内の法会・諸行事の運営についても各担当者によって作成され,さらに同一法会においても,布施・捧物・膳料などの使途別に経費配分状況を示す文書(支配状)がのこっている。…

※「斗出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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