斜長花崗岩(読み)しゃちょうかこうがん(その他表記)plagiogranite

最新 地学事典 「斜長花崗岩」の解説

しゃちょうかこうがん
斜長花崗岩

plagiogranite

構成鉱物が主に斜長石石英角閃石あるいは黒雲母からなる花崗岩で,アルカリ長石をほとんど含まない低カリ花崗岩。海洋島などに産する海洋性花崗岩がその典型で海洋性斜長花崗岩(oceanic plagiogranite)ともいう。低いカリウムと高いナトリウムで特徴づけられ,また,低いSr同位体比初生値をもつ。Mタイプ花崗岩に属するものが多い。一般に変質が著しく,特に有色鉱物の変質が顕著。オフィオライトに伴って産する場合が多い。成因は苦鉄質岩の部分溶融で形成されるといわれる。日本の代表例は舞鶴帯夜久野オフィオライトに伴って産する舞鶴花崗岩

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関連語 田結庄 良昭

岩石学辞典 「斜長花崗岩」の解説

斜長花崗岩

斜長石(ほとんどの岩石で曹長石かオリゴクレース),石英,角閃石または黒雲母から構成される花崗岩で,カリ長石をほとんど含まず,色指数は低く,非常に低いK2Oと高いNa2Oが特徴である.岩質的には花崗アダメロ岩と同じであり,不必要な岩石とされていた[Tröger : 1935].しかし海洋島などに産出する海洋性花崗岩が典型的なものとして考えられるようになった.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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