改訂新版 世界大百科事典 「新啓蒙運動」の意味・わかりやすい解説 新啓蒙運動 (しんけいもううんどう)Xīn qǐ méng yùn dòng 日中戦争直前の1936年,中国の知識人のあいだにおこった思想運動。陳伯達によって,この運動は近代中国の啓蒙運動の流れの上に意義づけられ,五・四運動前後の文化運動に対して,新啓蒙運動と呼ばれた。論点は数多いが,日中戦争をひかえて,都市知識人が抗日・救国の民族統一戦線に集約される動きであったといえよう。執筆者:川井 悟 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by