新官郷(読み)しんかんごう

日本歴史地名大系 「新官郷」の解説

新官郷
しんかんごう

[現在地名]勝浦市新官・出水(いでみず)

勝浦村の東、川津(かわづ)村の北に位置し、東は海に面し、現在豊浜(とよはま)港がある。伊南房州通(いなんぼうしゆうどおり)往還が通る。江戸時代を通じて多くは郷とするが、新官村ともいい、シンガともよんだ。出水に延文二年(一三五七)銘の武蔵型板碑がある。天正一九年(一五九一)と推定される二月三〇日の植村泰忠定書(覚翁寺文書)に「しんくわ」とみえ、勝浦(根小屋)の市日には売買を禁じられており、当時海付の郷村として交易が行われていたことが知られる(なおこの定書の年を慶長八年とする説もある)。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に新官村とみえ、高一千三五八石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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