新沢権現堂古戦場(読み)あらさわごんげんどうこせんじよう

日本歴史地名大系 「新沢権現堂古戦場」の解説

新沢権現堂古戦場
あらさわごんげんどうこせんじよう

[現在地名]大内町新沢

新沢しんさわの八幡神社の背後に館跡があり、権現堂ノ館・荒沢之城・新沢館・小助川館などとよばれ、元亀―天正(一五七〇―九二)の頃に矢島大井氏の一族小助川治部少輔が居館を構えていたという(「小助川氏系図」由利郡中世史考)。館の広さは東西一〇〇間、南北三〇間であったが(大内村郷土誌)、いまは杉林となる。

天正一〇年庄内しようない(現山形県)の大宝寺義氏と安東愛季が由利に兵を進め激しく戦った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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