大内町(読み)おおうちまち

日本歴史地名大系 「大内町」の解説

大内町
おおうちまち

面積:一八二・五五平方キロ

由利郡北部に位置し、南は本荘市・由利郡東由利町・平鹿ひらか郡大森町、北東は仙北せんぼく南外なんがい村、北は河辺郡雄和ゆうわ町、西は由利郡岩城いわき町に接する。

平鹿郡境の保呂羽ほろは山に発するいも川が新沢しんさわ(旧ふもと村)で北東から流れる小関こせき川を合わせ、出羽山地を蛇行しながら東から西へ貫流、その流域に河岸段丘と狭い沖積平野をつくり、本荘市に流入、川口かわぐち地内で子吉こよし川に合する。約五〇の集落が河岸段丘上や沖積平野に点在し、これを結んで国道一〇五号が通る。


大内町
おおちちよう

面積:三四・四九平方キロ

北は播磨灘に面し、東から南は白鳥しろとり町、西は大川おおかわ町・津田つだ町に接する。与田よだ川・番屋ばんや川・ふる川などの流域に豊かな農業地帯が広がり、町の東部は商・工業を中心に市街地を形成している。水主みずし地区を中心に弥生遺跡が分布し川東かわひがしには、大日山だいにちやま古墳原間わらま一号墳がある。与田川流域に条里地割の跡がみられ、南海道が通じていたとみられる。元暦二年(一一八五)源義経は当町を通り屋島に馳せ向かった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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