大井(読み)おおい

精選版 日本国語大辞典 「大井」の意味・読み・例文・類語

おおい おほゐ【大井】

[一] 岐阜県恵那市の地名中山道の旧宿駅で中津川と大久手の間にあった。
[二] 東京都品川区南部の地名。平安・鎌倉のころ大井氏が居住したためとも、大井戸があったところからの称ともいう。明治以後、埋立てによる工場地帯を形成。現在は区内有数の商業住宅地。〔江戸砂子(1732)〕
[三] 京都府亀岡市北部の地名。保津川西岸に沿う。また、保津川上流の大井川をいう。

おおい おほゐ【大井】

姓氏の一つ。

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改訂新版 世界大百科事典 「大井」の意味・わかりやすい解説

大井[町] (おおい)

神奈川県中西部足柄上郡の町。人口1万7972(2010)。小田原市の北に接し,西部は足柄平野東部大磯丘陵の北西端を占める。町名中世大井荘にちなむ。かつては丘陵地ミカンと低地の米作が中心の農村であったが,1960年ころから工場が進出し,60年代中ごろから人口が増加した。68年には東名高速道路大井松田インターチェンジ付近の丘陵に第一生命大井本社が建設され,10haにのぼる社員住宅地をはじめ,ショッピングセンター,医療施設なども含めた町づくりを行って,注目された。JR御殿場線が通じる。
執筆者:

大井(埼玉) (おおい)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大井」の意味・わかりやすい解説

大井
おおい

埼玉県南部,ふじみ野市南部の旧町域。武蔵野台地東部にある。 1966年町制。 2005年上福岡市と合体して,ふじみ野市となった。近世川越街道宿場町ニンジン,ゴボウなど根菜類の畑作地帯であったが,1960年以降工場,住宅が急増した。製粉,硝子工業の工場や研究所なども移転。

大井
おおい

東京都品川区の南部にある地区。江戸時代は品川宿の南にあたり,鈴ヶ森の刑場がおかれた。現在は住宅地および工場地。 JR東海道本線,京浜東北線,京浜急行電鉄,第一京浜 (国道 15号線) が南北に通り,都内を東西に通る東京急行電鉄大井町線の起点となっている。 JR大井町駅は百貨店などの入るターミナルビルで,付近は商店街。東大井に鮫洲運転免許試験場がある。

大井
おおい

球磨型軽巡洋艦」のページをご覧ください。

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事典・日本の観光資源 「大井」の解説

大井

(岐阜県恵那市)
中山道六十九次」指定の観光名所。

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