新生代太平洋褶曲(読み)しんせいだいたいへいようしゅうきょく

最新 地学事典 「新生代太平洋褶曲」の解説

しんせいだいたいへいようしゅうきょく
新生代太平洋褶曲

Pacific geosyncline

H.Stilleその他の古典的な扱い方では中生代~新生代の造山運動は一括してアルプス造山運動とされるが,太平洋周辺の地史に詳しい学者は,これを中生代のものと新生代のものとに分ける人が多い。旧ソ連のN.S.Shatzkiを主とする一派は,新生代造山運動のうちでも,地中海地域のものと太平洋沿岸(カムチャツカや日本など)のものとで少し違いがあり,前者ではモラッセの堆積をもってほぼ完了しているのに,後者はまだモラッセの堆積がなく,したがって造山運動は完了していないとみる。直訳すると太平洋地向斜であるが,誤解を避けるために,また旧ソ連の用語法を日本式に改めて新生代太平洋褶曲とする。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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