日本歴史地名大系 「新町分村」の解説 新町分村しんまちぶんむら 石川県:鳳至郡門前町新町分村[現在地名]門前町新町分鍛冶屋(かじや)村の南東、南(みなみ)川中流南岸丘陵に立地。南に本誓(ほんせい)寺の前身と伝える松岡(まつおか)寺があったと伝える(寺社由来)。本福寺由来記(堅田本福寺蔵)に親鸞が「能登新マチヘ御着有テ、御本尊初テカケ玉ヒ、新シク巻キ玉フ故ニ、新巻ト名付タルヲ、新マチトハ、カタコトヽカヤ」とみえる。天文一四年(一五四五)一二月一三日「新町地下」の衛門太郎分の田畑二〇刈(年貢三四〇文)を本誓寺に預けている(「衛門太郎等田地預状」本誓寺文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by