新町糸紡績所跡(読み)しんまちくずいとぼうせきじよあと

日本歴史地名大系 「新町糸紡績所跡」の解説

新町糸紡績所跡
しんまちくずいとぼうせきじよあと

[現在地名]新町 一区

温井ぬくい川左岸にある。明治新政府によって設立された模範工場の一つ。明治七年(一八七四)四月五日の内務卿木戸孝允の屑糸紡績所設立の伺などを経て、翌八年四月に当地を最適地とする伺が出され、費用一三万九千円余の経費と翌九年一月よりの工事開始などが画された。一町四反三畝余が買上げられ、同一〇年六月に竣工かぶら川水系からの新用水堀も造成された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android