日本大百科全書(ニッポニカ) 「新社会党」の意味・わかりやすい解説
新社会党
しんしゃかいとう
社会民主党(旧、日本社会党)を離党した国会議員らが1996年(平成8)1月に結成した政治団体。初代委員長は矢田部理(やたべおさむ)(1932―2021)参院議員(当時)。日本社会党が村山内閣のもとで自衛隊違憲論から合憲論に政策転換したことや、新党結成を打ち出したことなどに反対した左派系議員が中心。消費税の税率アップを認めず、廃止を求めるとともに、小選挙区比例代表並立制の廃止などを主張した。1996年10月の衆議院議員選挙では、1人も当選しなかった。1998年の参議院議員選挙でも、議席を獲得することができず、国会においてすべての議席を失った。
[橋本五郎]
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