日本歴史地名大系 「新組壬生屯所跡」の解説 新組壬生屯所跡しんせんぐみみぶとんしよあと 京都市:中京区壬生村新組壬生屯所跡京都警備充実のため文久三年(一八六三)江戸から派遣された浪士組の宿所跡。壬生村の八木源之丞氏宅(現壬生梛ノ宮町)と新徳(しんとく)寺(現壬生賀陽御所町)に分宿したが、「新撰組宿所」の札を掲げたのは八木氏宅である。この浪士組は出羽国荘内藩の清河八郎が組織にあたり、七隊二百数十名の浪士が二月八日江戸を立ち、二三日に壬生村に入ったが、幕府はなんら京都警固につけぬまま江戸に戻した。ところが、八木宅に分宿した芹沢鴨・近藤勇・土方歳三らは残留。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by