新組壬生屯所跡(読み)しんせんぐみみぶとんしよあと

日本歴史地名大系 「新組壬生屯所跡」の解説

組壬生屯所跡
しんせんぐみみぶとんしよあと

京都警備充実のため文久三年(一八六三)江戸から派遣された浪士組の宿所跡。壬生村の八木源之丞氏宅(現壬生梛ノ宮町)新徳しんとく(現壬生賀陽御所町)に分宿したが、「新撰組宿所」の札を掲げたのは八木氏宅である。

この浪士組は出羽国荘内藩の清河八郎が組織にあたり、七隊二百数十名の浪士が二月八日江戸を立ち、二三日に壬生村に入ったが、幕府はなんら京都警固につけぬまま江戸に戻した。

ところが、八木宅に分宿した芹沢鴨近藤勇・土方歳三らは残留

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android