日本大百科全書(ニッポニカ) 「新翅類」の意味・わかりやすい解説 新翅類しんしるい はねのある昆虫のうち、静止のときにはねを後方へ折り畳み、後体部背面を左右から覆ったり、背面で重ね合わせることができるものの総称。古翅(こし)類に属するトンボ、カゲロウの2類を除くすべての有翅昆虫を含む。ただし、チョウ類ははねが二次的に畳めなくなっている。新翅類は翅脈の多少や構造によって多新翅類(バッタ・ゴキブリなど)、側新翅類(チャタテムシ・カメムシなど)、貧新翅類(ハエ・ハチ・チョウなどやそのほかの高等な類を含む)に分けられる。[中根猛彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例