新道繁(読み)シンドウ シゲル

20世紀日本人名事典 「新道繁」の解説

新道 繁
シンドウ シゲル

大正・昭和期の洋画家 光風会理事長;日展常任理事。



生年
明治40(1907)年3月25日

没年
昭和56(1981)年6月10日

出生地
福井県坂井郡三国町

学歴〔年〕
東京府立工芸学校〔大正13年〕卒

主な受賞名〔年〕
日展文部大臣賞〔昭和33年〕「スペインの水売り」,日展芸術院賞〔昭和35年〕「松」

経歴
大正14年帝展に初入選、以後帝展、新文展への出品を続け、昭和16年文展無鑑査、また同年光風会会員となる。33年日展発足とともに評議員となり、同年「スペインの水売り」で文部大臣賞を受賞。35年松をテーマとした連作個展銀座で開き、「松の作家」として一躍注目される。同年日展出品作「松」で芸術院賞を受賞して以来、松ひと筋に打ち込んだ。また23年には光風会の同志と青季会を結成。52年日本芸術院会員となり、日展常務理事、光風会理事長も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新道繁」の解説

新道繁 しんどう-しげる

1907-1981 大正-昭和時代の洋画家。
明治40年3月25日生まれ。大正14年帝展に初入選。昭和9年光風会会員となる。33年日展で文部大臣賞。36年「松」などで芸術院賞。以後,松をテーマに制作した。52年芸術院会員。光風会理事長。昭和56年6月10日死去。74歳。福井県出身。東京府立工芸(現都立工芸高)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android