ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「方向性結合器」の意味・わかりやすい解説 方向性結合器ほうこうせいけつごうきdirectional coupler おもにマイクロ波で用いられ,伝送路を伝わる波を,その進行方向に応じて別々の口から取出す回路。4分の1波長型では,主導波管に接して平行に副導波管が置かれ,この両者は,管内を伝わる波の波長の4分の1またはその奇数倍の間隔で境の壁にあけられた小孔を通じて結合されている。主導波管を一方に伝わる波は副導波管の一方の口に現れ,主導波管を逆向きに伝わる波は,副導波管の反対の口に現れる。定在波があるときなど,両方向に伝わる波を分けて測定することができる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by