方忌(読み)カタイミ

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精選版 日本国語大辞典 「方忌」の意味・読み・例文・類語

かた‐いみ【方忌】

  1. 〘 名詞 〙 陰陽道で、方角が塞(ふさ)がっていることを忌みきらうこと。→方違(かたたがえ)
    1. [初出の実例]「未時許事畢下山、依方忌今夜宿陳泰宅」(出典小右記‐永延元年(987)五月四日)

ほう‐いみハウ‥【方忌】

  1. 〘 名詞 〙 陰陽道で、方角が塞がっていることを忌みきらうこと。かたいみ。

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百科事典マイペディア 「方忌」の意味・わかりやすい解説

方忌【かたいみ】

方違(かたたがえ)

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世界大百科事典(旧版)内の方忌の言及

【方違】より

…外出するのにその方角が禁忌とされる場合,前日に他の方角へ赴いて泊まり,そこから目的の地にゆくものである。方忌の根拠としては生年の干支である本命から個人的に凶方を割り出し,これを避けるものと,天一神(中神(なかがみ)),太白神,金神,王相,八将神,土公神などの諸神が遊行する方角や鬼門を忌む人々に共通のものとがある。前者は865年(貞観7)8月21日に清和天皇が東宮より内裏に移ろうとしたとき,天皇の本命が庚午で,東宮より内裏の方向である乾は絶命に当たるゆえ避けらるべきことを陰陽寮が上奏し,このためいったん太政官曹司庁に入っており,これが初例とされている。…

※「方忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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