最新 地学事典 「方沸岩」の解説
ほうふつがん
方沸岩
analcimite ,analcitite
方沸石に富むアルカリ火山岩。国際地質科学連合(IUGS)の分類ではフォイダイトの一種で,主たる準長石が方沸石であるもの。もともとC.Gemmellaro(1845)が方沸石に富む火山岩に命名。以後L.V.Pirsson(1896)はかんらん石を含まない方沸石含有玄武岩をanalcititeと呼び,かんらん石を含むものは方沸石玄武岩として区別。ただしanalcititeの綴りは現在は使用されない。さらにA.Johannsen(1938)は方沸石と輝石を含む火山岩をanalcimiteと呼び,成因の如何にかかわらず方沸石のみからなる岩石をanalci-molithとして区別した。方沸石・チタン輝石・かすみ石からなり,りん灰石・チタン石・不透明酸化物を伴う。
執筆者:安藤 重幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

