方見(読み)かたみ

日本歴史地名大系 「方見」の解説

方見
かたみ

和名抄」にみえる方見郷の遺称地と考えられ、旧伊勢崎いせざき村・市勢いちせ村・逢束おうつか村の辺り、現在の浦安うらやすを中心にした地域に比定される。上伊勢かみいせにある方見神社には奈良時代土佐より当地に移った池田王が神主になったという伝承が伝わる(池本家文書)。「舟上記」に隠岐を脱出した後醍醐天皇が元弘三年(一三三三)閏二月二六日、「伯州片見ト云処ニ着」とみえ、「伯耆之巻」にも後醍醐天皇の船が「片見」に至った様子が描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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