伯耆之巻(読み)ほうきのまき

日本歴史地名大系 「伯耆之巻」の解説

伯耆之巻
ほうきのまき

成立 近世初頭

異本 伯耆巻・異本伯耆巻

解説醍醐天皇の隠岐脱出と船上山攻防における伯耆国名和庄の住人長高(長年)一族戦功を中心に平仮名交じり文で記した合戦記。後醍醐天皇の隠岐配流から同天皇の没と後村上天皇即位までを記す。近世初頭南朝正統の思想に促されて作成されたものと思われるが、南北両朝の年号を使用している。

活字本 「名和世家」付録・群書類従二〇・続群書類従二〇上

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android