於茂登山(読み)おもとやま

改訂新版 世界大百科事典 「於茂登山」の意味・わかりやすい解説

於茂登山 (おもとやま)

於茂登岳ともいう。沖縄県石垣島中央部北寄りにある山。県下最高峰で,標高526m。石垣島の二大河川,宮良川,名蔵川の源流部をなし,地質は花コウ岩。ふもとから山頂にかけては,イタジイの群落があり,山頂には,リュウキュウチクも生育する。アサヒナキマダラセセリマサキウラナミジャノメなどのチョウ類もみられる。同域に生息するセマルハコガメと,北側斜面のカンヒザクラ自生地は天然記念物。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 町田

世界大百科事典(旧版)内の於茂登山の言及

【先島諸島】より

…先島は沖縄本島より先にある島々の意。宮古島を中心とする宮古列島がほとんど琉球石灰岩で覆われた低平な島々であるのに対し,八重山列島は県内で最も地質の多様な地域の一つで,県下最高峰の於茂登(おもと)山(石垣島。526m)を有し,変化に富んだ地形をなす。…

※「於茂登山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む