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石垣島 いしがきじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石垣島
いしがきじま

沖縄県西部,琉球諸島の西端に位置する八重山諸島の主島。全域が石垣市に属する。那覇市から南西約 410kmにあり,南北・東西それぞれ約 13kmのほぼ方形でひしゃくの柄のように北東にのびる平久保半島が約 12kmある。地質構造は花崗岩安山岩石灰岩礫岩などからなり複雑。海岸は大部分がサンゴ礁に囲まれ,美しい。東シナ海側の裏石垣の海岸線は変化に富み海岸段丘が発達,景観に優れた川平湾かびらわん)がある。沖縄第1の高峰於茂登岳(おもとだけ。526m)から発する宮良川は沖縄では長流の一つ。川平湾および於茂登岳は国の名勝に指定されている。琉球王朝時代から強制的植民などにより開発が計画されたが,その多くはマラリアの有病地帯などの理由で失敗。第2次世界大戦後は防疫により全島が無マラリア地域になり,沖縄島の北部や宮古島からの移住者で開発が進められ,島内一周道路も完成。パイナップルサトウキビなどの栽培が盛んになった。伝統的工芸品に指定された八重山ミンサー,八重山上布が有名。亜熱帯海洋性気候で気温が高く,暑い季節が長く,四季昼夜の寒暖の差は少ない。最高気温は 35℃に上ることがあり,最低気温は 8℃を下ることがない。夏季の台風襲来は多く「台風銀座」といわれ,全島の集落が石垣と防風林で台風に備えている。島の約 31%が西表石垣国立公園に属する。面積 222.63km2。人口 4万5183(2005)。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

石垣島

沖縄本島の南西約400キロ、八重山諸島の中心的な島。周囲約162キロ、面積約223平方キロで、人口は約4万8千(1月末現在)。農業が盛んでパイナップルやマンゴーが有名。年間平均気温24度と温暖で、ダイビングなどマリンスポーツを年中楽しめる。「トゥバラーマ」に代表される民謡や伝統行事の宝庫でもあり、昨年は77万人の観光客が訪れた。

(2007-03-10 朝日新聞 夕刊 1総合)

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百科事典マイペディアの解説

石垣島【いしがきじま】

八重山列島の主島で全域沖縄県石垣市に属する。北東部は半島状に突出し,南部は平らな隆起サンゴ礁の台地,中部は山地で最高点は於茂登(おもと)岳(526m)。北西から南東にかけての海岸部は西表石垣国立公園に属する。
→関連項目コヨリムシ新石垣空港南西諸島ノコギリエイ八重山列島

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世界大百科事典 第2版の解説

いしがきじま【石垣島】

沖縄県八重山列島の主島。無人の尖閣諸島とあわせて石垣市をなす。面積221km2。沖縄本島の南西450km,台湾から260kmに位置する。島の輪郭は,正方形をなす主体部と,北東に約16km突出する平久保(ひらくぼ)半島および北西の半島部に3区分される。主体部の北には,県下最高峰の於茂登(おもと)山(526m)を筆頭とする山地が東西に連なる。南はバンナ岳(230m)を最高位とする台地,丘陵地となり,南に流出する宮良(みやら)川と西に流れる名蔵(なぐら)川とがあり,サトウキビ,パイナップルの農耕地として利用されている。

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大辞林 第三版の解説

いしがきじま【石垣島】

沖縄県、八重山諸島の主島。全島石垣市。周囲はサンゴ礁の海で、観光客が多い。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔沖縄県〕石垣島(いしがきじま)


沖縄県南西部、八重山(やえやま)列島の主島。面積222.5km2。石垣市に属する。西部は県最高峰の於茂登(おもと)岳(標高526m)を主峰とする山地が占め、北東に突き出た平久保(ひらくぼ)半島に続く。沿岸には堡礁(ほしょう)が発達。南東部の白保(しらほ)海岸は1979年(昭和54)以来、新空港建設計画予定地に浮上、珊瑚礁(さんごしょう)の保存が問題となってきた。全島で亜熱帯植物の群落がみられ、とくに南海岸近くの宮良(みやら)川ヒルギ林と北海岸の米原(よねはら)地区のヤエヤマヤシ群落は国の天然記念物に指定されている。北西部の川平(かびら)湾一帯は珊瑚礁が発達する景勝地で、黒真珠の養殖が行われる小島が点在。市街地南部には重要文化財の宮良殿内(どんち)などの建造物や県指定重要文化財の桃林寺(とうりんじ)仁王像などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石垣島
いしがきじま

沖縄県八重山(やえやま)列島中の主島。全島石垣市に属す。面積222.57平方キロメートル。沖縄本島、西表(いりおもて)島に次ぐ沖縄県第3位の大きさである。沖縄県の最高峰である於茂登(おもと)岳(526メートル)を中心に、島軸に沿って山地が続き、島の約50%の面積を山地で占める。その山地を囲むように琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなる海岸段丘群が島の約30%の面積を占有する。また、宮良(みやら)川や名蔵(なぐら)川などの河口にはマングローブ湿地をもつ沖積低地が広がり、水田地帯となっている。そのうち名蔵川河口部の湿地「名蔵アンパル」は、2005年(平成17)にラムサール条約登録湿地となった。山地部の地質は、チュムラスと、富崎層とよばれる古期変成岩類の石垣層群からなるほか、古第三系の宮良層の石灰岩や、野底層のグリーンタフ系の火山岩類から構成されている。台地は、砂礫(されき)層や、琉球石灰岩からなる第四系が広く分布する。また、島の全周は美しい裾礁(きょしょう)のサンゴ礁で取り巻かれ、西表島までの浅海は、石西礁湖(せきせいしょうこ)とよばれる日本で数少ない堡礁(ほしょう)をなしている。北部から東部の周辺海域、石西礁湖の海域などが西表石垣国立公園域に指定される。亜熱帯性の植生、動物群をもつ自然景観が山地部で認められるが、台地はサトウキビ畑や牧場となっている。近年、サンゴ礁の海に魅せられた海水浴客や新婚旅行客で年中にぎわいをみせている。なお石垣島は『続日本紀(しょくにほんぎ)』和銅(わどう)7年(714)12月5日条によれば、日本に渡ってきた「信覚(しがき)」人は石垣島の人に擬せられている。1390年(元中7・明徳1)琉球王へ入貢以来その付属領となり、明治初年まで王府の出先機関が置かれ、支配階級も居住して八重山の中心的地位を保っていた。人口4万7576(2009)。[目崎茂和]

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世界大百科事典内の石垣島の言及

【八重山地震津波】より

…1771年4月24日(明和8年3月10日)午前8時ころ,〈石垣島付近東南東数十粁の処を東北東西南西に走る線〉を震源地とし,マグニチュード7.4の地震が発生した。その結果,まもなく未曾有の大津波が八重山・宮古両列島(現,沖縄県)の島々村々を襲った。…

※「石垣島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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