施餓鬼棚(読み)せがきだな

精選版 日本国語大辞典 「施餓鬼棚」の意味・読み・例文・類語

せがき‐だな【施餓鬼棚】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。施餓鬼の時に設ける供養壇。三界万霊牌を安置し、五色の紙幡を立て、飲食や水などを供える。甘露台。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「玉のありかそこと知べし施餓鬼棚〈泰次〉」(出典:俳諧・懐子(1660)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の施餓鬼棚の言及

【祭壇】より

…密教の大壇・護摩壇も広義の祭壇である。後者には葬祭祭壇,四十九日までの中陰壇,盆の盆棚ないし精霊棚,寺院の年中行事となっている施餓鬼会(せがきえ)の際に特設される施餓鬼棚がある。一方,神道の祭壇も正月の歳棚のように臨時に仮設されるものを起源とし,中世以降伊勢の大麻や鎮守の神札を納める神棚が常設されるようになった。…

※「施餓鬼棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む