旅の恥は掻き捨て(読み)タビノハジハカキステ

デジタル大辞泉 「旅の恥は掻き捨て」の意味・読み・例文・類語

たびはじ

旅先では知っている人もいないから、どんなに恥ずかしいことをしてもその場限りのものである。

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ことわざを知る辞典 「旅の恥は掻き捨て」の解説

旅の恥は掻き捨て

旅先では、知り合いがいないので、恥をかいたところでその場限りですむ。また、旅の解放感も加わって、ふだんなら自制する恥さらしな行為も気がとがめない。

[使用例] 与えられた便宜は平気で受け、義務は頰冠りをして面白がっていたとは、遠い昔のことではあるが、私たちもまた、旅の恥は掻き捨て、という気でいたのだろうか[宇野千代*もう一度結婚を|1981]

[解説] 旅で恥をかくのは、風習の違いによるものもあれば、はめをはずしたとんでもない行動もありますが、かつては、地元ひんしゅくを買う行為も旅先なら許されるとする意味合いが強いことばでした。今日では多く否定的な文脈で引かれます。なお、「掻き捨て」は「かきずて」と発音することもありました。

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