地元(読み)ジモト

デジタル大辞泉 「地元」の意味・読み・例文・類語

じ‐もと〔ヂ‐〕【地元】

そのことに直接関係ある土地。「地元意見を聞く」
その人が居住している土地。また、その人の勢力範囲である土地。「地元の候補者」
[類語]土地地方当地御当地当所現地地域区域地区地帯界隈かいわい故郷郷里ふるさと郷土田舎在所国もと郷党郷国郷関家郷故山生地生国生まれ故郷出生地出身地墳墓の地

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精選版 日本国語大辞典 「地元」の意味・読み・例文・類語

じ‐もとヂ‥【地元・地本】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その土地。その地区。その人またはその事に直接関係のある土地。本拠
    1. [初出の実例]「『次に地元(ヂモト)の大阪では?』『先ず第一に浪花商業』」(出典:漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉早慶戦)
  3. ( 地本 ) 自分の住んでいる土地。自分の勢力範囲である土地。特に、中世では根本私領ないしは旧領として一円的な支配が認められている地をさした。
    1. [初出の実例]「死行加徴課役、張行検断、妨惣領之地本」(出典:吾妻鏡‐文治二年(1185)一一月二四日)
  4. その土地の土質。地味。
    1. [初出の実例]「人の往来も稀なる大木原多き村々なれども、地元能いから、畑もの続て十七、八年より二十年位も作ると云」(出典:秋山記行(1831)二)
  5. 江戸時代、入会(いりあい)地を所有する村。

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