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日ロ平和条約 にちロへいわじょうやくJapan-Soviet Peace Treaty

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日ロ平和条約
にちロへいわじょうやく
Japan-Soviet Peace Treaty

日本とロシア (旧ソ連) 間の,北方領土問題をはじめとする戦後処理を行い,戦争状態を終結させるための条約。 1951年のサンフランシスコ講和条約への調印をソ連が拒んで以来,締結されないまま今日に至っている。 56年の日ソ共同宣言で両国は国交を回復させ,73年の日ソ共同声明で条約締結のための努力を継続することがうたわれたが,その後日ソ関係の悪化により実現は遠のいた。ゴルバチョフ政権が成立すると日ソは関係改善に動き出し,88年末の外相会談では,平和条約の細目を決めるために日ソ外務省が常設の作業グループを設置することで合意し,91年4月のゴルバチョフ大統領訪日に伴う日ソ首脳会談で,条約締結の準備作業をさらに加速することが合意された。しかし同年 12月にソ連邦が崩壊。平和条約は交渉相手をロシア連邦に替えて再開されたが,内政的に難問を抱えるエリツィン政権は,日本に経済支援を迫りつつも一方で領土問題には慎重な態度をくずさず,平和条約締結のめどはまだたっていない。

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