難問(読み)ナンモン

デジタル大辞泉 「難問」の意味・読み・例文・類語

なん‐もん【難問】

解決回答などのむずかしい問題。「難問に挑戦する」「難問をかかえる」
非難して返答を迫ること。
諸宗こぞって―し」〈浄・大原問答
[類語]問題難題難件ごたごたトラブルいざこざ揉め事騒ぎ悶着摩擦どさくさ波乱小競り合い喧嘩難しいかた困難至難難航難渋お手上げ難事難関関門狭き門登竜門懸案

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精選版 日本国語大辞典 「難問」の意味・読み・例文・類語

なん‐もん【難問】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 非難して返答を強要すること。
    1. [初出の実例]「王臣同く金剛法師の難問(ナンモン)理を得たるの色なり」(出典私聚百因縁集(1257)五)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐班固伝〕
  3. 解決・解答の困難な質問や問題。難問題
    1. [初出の実例]「男もけうがるくせものにて、むつかしく難問(ナンモン)をかけんと思ひけるが」(出典:咄本一休咄(1668)三)

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普及版 字通 「難問」の読み・字形・画数・意味

【難問】なんもん

問題を論難する。〔後漢書、班固伝〕肅宗(もと)よりを好み、固幸せらるるを得たり。~大議れば、問し、に辨論せしむ。賞賜恩甚だ渥(あつ)し。

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