日影口留番所跡(読み)ひかげくちどめばんしよあと

日本歴史地名大系 「日影口留番所跡」の解説

日影口留番所跡
ひかげくちどめばんしよあと

[現在地名]小川村日影

松代藩が江戸時代を通して置いた番所で、寛永二年(一六二五)の設置と推定される(「出浦半平等連署状」金井文書)。「信府統記」に「松代領ヨリ他領出口番(中略)日影口、水内郡ナリ、松本領安曇郡境ノ宮ヘ越ス」とあるように、松代領山中新町しんまち(現信州新町)及び竹生たけぶ(現小川村高府)方面から松本領安曇あずみ郡へ通ずる往還に置かれた番所である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android