日本歴史地名大系 「上水内郡」の解説
上水内郡
かみみのちぐん
長野県の北部。長野市の西及び北部に続く地域。西の
北安曇郡
水内の名は「日本書紀」持統天皇五年八月の条に「辛酉遣使者祭竜田風神、信濃須波・水内等神」とあるのを初見とし、正倉院御物中の天平勝宝二年(七五〇)貢進の白布芥子袋に「信濃国水内郡中男作物芥子弐 天平勝宝二年十月」とあるのを郡名の初見とする。「和名抄」の国郡部に信濃国「水内郡」とあり、「美乃知」と訓じている。その語源について諸説がある。「嚢鈔」には「日本第一ノ高所
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報