日本歴史地名大系 「小根山村」の解説 小根山村おねやまむら 長野県:上水内郡小川村小根山村[現在地名]小川村小根山東は竹生(たけぶ)村と接し、南は越道(こえどう)村・山穂苅(やまほかり)村(現信州新町)と、西は安曇(あずみ)郡と、北は瀬戸川(せとがわ)村と境する。東西三五町、南北二五町。山岳四方をめぐり、地勢は高低甚だしい。村名の初見は、慶長七年(一六〇二)の川中島四郡検地打立之帳(小柳文書)に「五百五拾九石三斗五合 小根山村」とある。元禄の松城領高辻帳の添目録(大日方文書)に小根山村の枝村として、細越(ほそごえ)村・塩沢(しおざわ)村・筏(いかだ)村・栗尾(くりお)村・大宮(おおみや)村・上坂(かみさか)村・島(しま)村・日影(ひかげ)村など二四ヵ所を記録してある。中世は小河庄に属し、室町時代は大日方氏が代々領有し(同文書)、古山(ふるやま)城を居城とした(上水内郡村誌・小川村誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by