日本人の虐殺事件

共同通信ニュース用語解説 「日本人の虐殺事件」の解説

日本人の虐殺事件

シベリア出兵で日本軍の守備隊が占領したアムール川河口の都市ニコラエフスクで1920年3月、街を包囲したパルチザン武器の引き渡しを要求。拒否した守備隊はパルチザンの拠点を襲撃したが失敗し、投降した日本兵らは監禁された。同6月には日本軍の救援部隊が到着したが、既にパルチザンは撤退した後で、多数の日本人が殺害されているのが見つかった。犠牲者兵士のほか民間人も合わせ700人以上とされ、尼港事件と呼ばれる。日本軍がウラジオストク撤兵後も、サハリン島北部に駐留を続ける理由となった。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android