日本写真家協会(読み)にほんしゃしんかきょうかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本写真家協会」の意味・わかりやすい解説

日本写真家協会
にほんしゃしんかきょうかい

プロ写真家の職能団体。略称JPS(Japan Professional Photographer's Society)1950年(昭和25)設立。初代会長は木村伊兵衛(いへえ)。写真原稿料、写真著作権の改定を一貫して目ざすほか、1951年より「日本写真家協会展」(76年からJPS展)を毎年開催している。1968年「写真100年――日本人による写真表現の歴史展(1840~1945)」を開催し、日本写真史の整備に尽力した。また75年には戦後編の「日本現代写真史展――戦後から昭和45年まで」、95年(平成7)には「記録・創造する眼――日本現代写真史展」を開催している。1979年より写真美術館の設立運動に力を入れ、東京都写真美術館、横浜美術館などを誕生させた。99年現在の正会員数は約1700名。

[重森弘淹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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