共同通信ニュース用語解説 「日米の対潜水艦情報共有」の解説
日米の対潜水艦情報共有
対中国戦略で米国が最大の脅威と捉えているのが、中国沿岸から米本土を射程におさめる弾道ミサイルを発射可能な戦略型原子力潜水艦。このため、米軍は潜水艦の動向把握に特に力を入れており、今回、日米での運用が明らかになった最新型潜水艦監視システムもその一環。他の分野では、これほど一体化した情報収集活動はないとされる。探知情報に基づいて、日米の哨戒機や潜水艦が中国潜水艦を追尾することもあり、万一、台湾海峡有事などが発生した際には、米軍が探知情報に基づいて中国戦略原潜を先制攻撃する可能性も指摘されている。
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